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左利きと色覚障害者のためのボドゲレビュー
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DATE: 2014/09/24(水)   CATEGORY: ア行
インフェルノ

プレイ人数:3~7人
プレイ時間: 20分
対象年齢: 8歳以上

カードは四隅に数字が書いてあり、カードがどの向きでも、そして左右どちらの手で持って扇状にしても違和感なく遊ぶことができます。カードのスート色は青、黒、オレンジ、緑、赤の5種。一般的に色弱が見分け辛い赤と緑が混じっていますがCUDO推奨配色セットを用いているので問題ありません。
■ルール
非常に簡単なルールです。

手番ではスタートプレイヤーが出したカードと同じ数字か同じ色を1枚ずつ出し続けるだけです。出せなくなった人が場に溜まったカードを引き取ります。このとき引き取ったカードはマイナス点となります。赤以外のカードは枚数がマイナス点、赤のカードはカードに書かれた数字がマイナス点となります。

この後引き取った人がスタートプレイヤーとなり、また同じようにカードを出してゆき、出せなかった人がマイナス点を受け取ります。誰かがカードを出し終えるとその直後にカードを受け取った人が出た時点でラウンド終了となります。

このままだと運ゲーですが、手番では被害が大きくなる前にカードを能動的に引き取るという選択ができます。このとき場のカードが3枚以下だと山札からカードを引き、合計が3枚になるようにします。

人数分ラウンドを繰り返し合計点を競います。マイナス点が一番少なかった人が勝者となります。


■カード色
リメイク前の原版と変わった部分です。前述の通り、5種の色はCUDO推奨配色セットで色分けされておりますので色弱でもはっきりと知覚できる色になっています。私自身も重度のD型色弱ですがこのカードの赤と緑ははっきりと区別して認識できます。




■スート記号
こちらも原版と変わった部分です。カードの真ん中にはスート記号がやや大きめに描かれてています。実はこれが重要で、色を知覚できないとき、補助となります。私が聞いた(体験した)例だと、カラオケボックスや遮光カーテンなどで十分な光量が得られないとき、カードの黒と緑を見間違えることがありました。このとき、このスート記号が役に立ちます。最大7人で遊ぶこともあるので、真ん中に分かりやすく描かれたスート記号は離れた席に座っているプレイヤーが場に出たカードを確認するのに十分です。



ちなみに赤のカードは悪魔の絵が書かれており、これがスート記号の役割を果たします。


■利き腕対応
こちらは原版と同じですが、カードの四隅には数字が書かれています。これはカードの上下や右手左手に関係なくどのように持って扇状にしてもカードの数字を確認することができます。どちらの手で持っても違和感がないというこの形は左利きとしては非常に重要です。





以上、色弱で左利きの自分としては至れり尽くせりのデザインですが実はそのデザインにアイディアを出させていただきました。




私のアイデアをこのような形で作品として昇華いただいたテンデイズゲームズ様に感謝致します。厳しいスケジュールの中、ゲームのシステム的な部分と作品の印象というアートワーク的な部分の両方で激しい葛藤があったと思います。それをあのような形で世に出すことができたのは一重に店長タナカマ様の熱意、魂の所業あってこそと感じています。

少しずつ、色弱や左利きに対応したゲームが世に出てきていますが、世の中の多くは未対応です。これから多くのゲームが対応してくれることを願ってやみません。
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コメントの投稿

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昨日はありがとうございました。
結城 | URL | 2014/09/29(月) 13:09 [編集]
藤沢ではお相手ありがとうございました。
ようやくテラミスティカを勉強する踏ん切りがついたのは何よりの収穫でした。
もう少しまわせるようにしていきますので、またお相手くださいませ。

インフェルノは昨日裏でプレイしておりました。テンション上げて遊べる良いゲームですね。個人的には色ごとに付けられたアイコンが凄く有難かったです(マークもカードの四隅に配置してないですが、手札整理の段階で色の整理は済ませるのでプレイ中も不便はあまり感じませんしね)

Xeil | URL | 2014/10/03(金) 22:30 [編集]
>結城さん
コメントありがとうございます。
普段コメントがつかないので見逃しておりました。すみません。
テラミスティカは好きなゲームで。たいていのゲーム会に持ってきていますのでまた見かけた際にはお声掛けください。

記号(マーク)はテンデイズ店長タナカマさんにお聞きしたのですが、4隅に描くスペースがなかったらしいのです。「入れてほしい」という僕の助言を汲んで頂き、あのような形になりました。記事中でも触れましたがちょっと暗いところだと黒と緑の違いが分かりづらいので記号が役に立ちますね。

宿題のアクワイアについても是非同卓させてください。
よろしくお願いします!

結城 | URL | 2014/10/11(土) 08:04 [編集]
なるほど。マークはデザインとの葛藤だったわけですね。

私は後天的な三型色覚異常持ちなので、
(果たしてボードゲーマーに三型は何人いるのか(笑))
あの青と緑の判別が難しかったりします。
後天的三型の中には私も含め、
暗色の見分けが苦手であることがあります。
そういった人はインフェルノの配色ですと、
配色が暗色寄りなので、
青と緑、黒の三色が見分けに目を酷使すること
になります。
ですので、スート別のマークは非常に助かるものでした。
(個人的にはあれがないと色覚△ゲームになっちゃうので)

テラミスティカはノマドやスウォームリングといった、砦が強くて、得点行動が弱い種族を回すのが難しいです。
今度またご教示くださいな。

アクワイアはいつでもお相手します。楽しさを伝えられるよう頑張りますよー。

ではまた。



Xeil | URL | 2014/10/14(火) 15:04 [編集]
結城さんはT型(三型色覚の別表現)なんですね。かなり珍しい色覚ですね。僕の調査だと全人口の0.0001%らしい^-^;

そして謝っておきます。インフェルノの色はC型(一般色覚)、P型(一型)、D型(二型)に対応しており、T型は対象外としております。先天的なT型は視力を伴わないことも多くそもそもゲームができないと判断したためです。結城さんのような後天的なT型は想定しておりませんでした。大変申し訳ありません。

なお、もしよろしければNPO法人カラーユニバーサル機構(http://www.cudo.jp/)へ協力をお願い致します。私が訪ねたとき、視力を伴うT型は"ほぼ"皆無という話を伺いましたので、あらゆる分野でT型対応の必要性が高まると思っています。ご興味あれば僕の方から理事に話をしてみます。

また今後プライベートな話題を避けたい場合、右側のメールフォームをご利用ください。メールアドレスも添えていただければそちらでやり取りをさせていただきます。

テラミスティカは種族選びの指針をあと1回更新予定なのでお楽しみに。アクワイアはまずルール把握から始めます^-^; 戦えるようになるにはまだ先ですがお手合わせお願いしますね。

よろしくお願いします!
色覚
結城 | URL | 2014/10/15(水) 00:24 [編集]
緑内障や網膜色素変性症といった病気により、
網膜が異常を来たした場合、相対的に感度が弱い
青色や暗所の判断が健常者より曖昧になるそうです。
その結果、T型異常者に似た色覚を持つようです。
勿論、感度が落ちているというだけで
完全2色覚というわけではないみたいですが。
ネットのまご引きの数字ですが、上記患者は日本で20万人(0.2%)程いるそうですから、D型やP型と比してかなり少ないながらもそれなりの人数はいるようですよ。日本のボードゲーマーの中では私だけかもしれませんけどね(笑)

配色だけで全ての色覚に対応に対応したゲームを作るのは難しいということは把握しています。だからこそスートの記号化等で色に頼らない手段での色覚対応がデザインに求められるのだと思います。

宝石の煌めきは見事な悪例ですよね。私は緑と青を見間違えて負けたことがあります(笑) カードとタイルに書かれた色部分が丸や四角じゃなくて宝石の形状に対応していればどれだけプレイしやすいことか。

確かにNPO法人を見たら募集被験者はP型とD型の二つのみでしたね。ちょっと物を知らん振りして色々聞いてみようかなあ。






Xeil | URL | 2014/10/15(水) 15:29 [編集]
T型の見え方と比率、勉強になります。
僕も完全二色覚ではなく、ある程度の色区別はつきます。
(ただし、慈恵医大ではほぼ色盲に近いと診断されました)

ゲームマーケットの参加人数から見てもボードゲームを遊ぶ層は増えてきているので、色弱のプレイヤーも同じ割合で増えてきてるでしょうから対応が必要だと思ってます。

宝石の煌めきは色弱対応版が出るとの話も聞いてます。結城さんの提案通り、宝石のマークがつくとか。(写真で確認できたのは貴族タイルだけとの話ですが)

NPO法人CUDO(クドーと発音するらしい)で何かありましたらお気軽にどうぞ。当方、理事と面識があります。
追記
結城 | URL | 2014/10/19(日) 07:12 [編集]
色々ありがとうございます。

あれからCUDOのHPをしっかり読み込んだのですが、
どうやらT型系のロービジョンに対してもケアは行っている模様ですね。少なくともCUD配色はそうみたいです。

察するに対象者を公募するまでもなく、眼科で特定の疾患の人を探すだけで協力者を確保できるという事情がありそうですね。機会があれば協力したいという旨のメールは送信しました。

T型は他の色覚異常とは異なり、補色を混同しやすい特性じゃあないのでそんなに日常生活で異常性を自覚しないのですよね。青信号という言葉に表されるように、言葉の上では青と緑は一般的にも混同されますからね。私もゲームをしなければ間違いなくこの色覚を自覚しませんでした。同じ疾患の人でもT型を自覚していない人は間違いなく多いはずです。

ところでうちのアクワイアはチープなアバロンヒル版ですが、色覚対応済ですので、多分(笑)安心してあそんで頂けます

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