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左利きと色覚障害者のためのボドゲレビュー
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ボードゲームにおける色弱対応のガイドライン
最近、周りでボードゲームに触れる人が多くなってきたと感じます。必然的に色弱者と遊ぶ機会が増えると思いますので遊ぶ人、作る人、場を提供する人向けにガイドラインを考えてみました。賛否両論あると思いますが私の今までの経験を踏まえ、叩き台として提案します(2015年10月5日現在)。
■ボードゲームを遊ぶ人(色弱者)へ
いきなり衝撃的なことを提案します。
インスト(ゲームのルール説明)が始まる前にあなたが色弱であることを公開すると良いです。当事者としては不本意かもしれませんし、隠したいかもしれません。ですが、隠していてはゲームを楽しめない確率が高まります。なぜなら色弱者がそもそも遊べないゲーム、遊びづらいゲームがあるからです。

2年間ほぼ毎週のように遊んできた私の経験上、色弱であることを公開して、そのゲーム中、不都合を被ったことはありません。むしろ逆に配慮頂けることが多く、ゲームを楽しめる確率が高まり、大変メリットがあります。なお、皆に配慮頂くことで、申し訳ないとあなたが心を痛める必要はありません。なぜならあなたも結果的に配慮することになるからです。

ゲームを楽しむ一つの要素として公平性というものがあります。あなたが色弱で不利な状況は、公平ではありません。即ちゲームとして成り立っていないと同義ですので、皆でなんとかして公平な状況を作りましょう。「皆」にはあなたも含まれます。「この色なら分かる」「こうすれば大丈夫」と意見を言うことであなたも公平性を保つことに協力することになります。

色弱を隠していては皆がゲームを楽しめません。せっかく余暇を割いているわけですから大いに楽しむ努力をしましょう。


■ボードゲームを遊ぶ人(全員)へ
世の中には色弱という色の判別が困難な人がいます。残念ながらすべてのゲームが色弱に対応しているとは言えません。ゲームを遊ぶとき、他プレイヤーに色弱者がいれば以下のように配慮してください。なお、「色弱」「色盲」という言葉に抵抗のある方もいらっしゃいます。「分かり辛い色がある方」とすることで不要なトラブルも避けられると思います。

(1)(可能であれば)色弱者が判別しづらい色のコマ、トークンをゲームから除外する
(2)(可能であれば)色弱者が判別しづらい色のコマ、トークンを代用する
(3)色以外の判別方法(形、記号)などがあればその方法で伝える。あるいは補足する

なお、上記を実践しても色弱者が絶対に遊べないゲームは存在します。その場合は別のゲームを提案するか色弱者にそのことを説明して「楽しめない可能性が高い」「公平でない」ということを理解させた上で遊んでください。

(1)最大プレイ人数より少ない人数で遊ぶ場合にのみ可能な方法です。
例: 最大5人ゲームを4人で遊ぶとき、プレイヤーコマに緑と赤がある場合、どちらかを外すなど

(2)他のゲームや身近な何かを代用して分かり辛い色を省く方法です。
黒や白、無地のトークンなどを他のゲームから借りる、10円、100円などの硬貨を使うなどがあります。ちなみに無地のトークンはテラミスティカのワーカーが大量にあって便利です。また、アグリコラをカヴェルナのトークンで代用する、テラミスティカをルールとは違う色で遊ぶ(※)などアクロバティックな方法もあります。

※コマ色はプレイヤーを判別するためだけに使うので、ルールで定められた色でなくても遊べます(ウィッチを青、ハーフリングを灰など)。私は種族選択後、赤、緑、茶種族が同時に存在する場合は黒、青、黄など分かりやすい色に変えてもらって遊んでいます。

(3)主にトリックテイキングなどで用います。
インスト時やリードのスートを色でなく、記号で伝えるようにします。色でしか伝えなかった人がいれば記号でも補足してあげてください。


■ボードゲーム製作者へ
上述のように色弱者へ配慮したゲーム制作をお願いします。詳しくは私のブログの他の記事を参照頂ければと思います。せっかくお金と時間をかけて作ったゲームを楽しめない人がいるというのは非常に残念なことです。そして楽しめない人が実際に購入してしまった場合は双方がとてつもなく不幸になります。


■ボードゲーム遊技場提供者へ
ボードゲームカフェ、バーなどを経営されている方、いわゆるオープン会を企画されている方に関してです。常連など慣れた方に、この記事を共有いただければ幸いです。そしてご意見賜れば幸甚です。

ゲーム開始前、即ち募集時や参加者の応対時に説明するというのも一つの手ですが、あまり効果があるとは思えません。なぜなら色弱者が色弱であること、分かり辛い色があることをゲーム外でスタッフや主催者に伝えるケースは非常に稀だと思うからです。それよりも自分が楽しめなかったことをもっと直接的な方法で述べると思います。

男性の20人に1人は色弱です。上述の感想を持つ方がいらっしゃればその方が「色弱だった」からで、「そのことを周りが理解していなかった」からかもしれません。

最近は色弱検査を実施しない学校もあり、当事者も保護者も色弱であることに気づかないケースもあると聞きます。自分が色弱だと気付いていない人が来店する、ゲーム会に参加するという場合のトラブルや対応を検討いただくとよいかもしれません。

代用トークンをご用意いただくと運営がスムーズに行くことがあるかもしれません。
いたやま商会
MeepleSource
などで黒、白、無地どれか1色のミープル、キューブ、ディスクを20個1セットご用意いただければたいていのゲームは事足ります。私はMeepleSourceで無地のミープル、キューブ、ディスクを20個買って必要に応じて、入れ替えて遊んでいます。


どうしてもダメな場合も存在しますが、皆が少しずつ配慮すればかなり理想的な環境になると思います。
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